ダースマーラーの快談話

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help リーダーに追加 RSS 東海道貨物支線サイクリング最終話(旧新橋停車場)

<<   作成日時 : 2008/10/18 21:35   >>

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 日本で最初に鉄道が走ったのは新橋〜横浜間。1872年10月14日のことです。そしてその約1年後には、日本で最初の貨物列車が同線を走ったらしい。時が過ぎ、1914年東京駅開業に伴い新橋駅は汐留駅と改名し、貨物専用駅となる。1973年大汐線が開業。70年余りを貨物専用駅として人生(駅生)を送り、汐留駅は1986年にその終止符を打つことになった。初代新橋駅(汐留駅)は、日本の鉄道の歴史を語る上では決して除外できない駅といえます。そんな由緒正しき場所へと自転車を進めることにします。賢明なる読者の皆様、心の準備(?)はできましたでしょうか?それでは参りましょう。『鉄道路線の駅を自転車で巡る旅 第54弾 東海道貨物支線サイクリング』の最終話であります。



 汐留シオサイトの北の端、昭和通りに面する場所に建っています。

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 周囲の高層ビルと比較すると、マッチ箱のように小さな建物。

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鉄道歴史展示室(旧新橋停車場)

 威風堂々。質実剛健。。。いろいろな言葉が似合いそうな建物です。鉄道開業時の旧新橋停車場を同じ場所に再現したとのこと。

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旧新橋停車場の説明書き

この建物は、1872年(明治5)年10月14日(太陽暦)に開業した日本最初の鉄道ターミナル新橋停車場の駅舎の概観を、当時と同じ位置に、できるだけ忠実に再現したものです。
新橋停車場は、アメリカ人R・P・プリジェンスの設計により、1871年(明治4)年5月に着工、同年12月に完成し、西洋建築がまだ珍しかった時代の東京で、鉄道開業直後に西洋風に整備された銀座通りに向かって、偉容を誇っていました。
1914(大正3)年、新設の東京駅に旅客ターミナルの機能が移り、それまでの烏森駅が新橋の名を引き継いで現在の新橋駅となり、貨物線専用駅となった旧駅は汐留駅と改称、物流の大拠点として戦前戦後を通じて東京の経済活動を支えました。
文明開化の象徴として親しまれた旧駅舎は、1923(大正12)年9月1日の関東大震災に際して火災のため焼失し、1934(昭和9)年から始まった汐留駅改良工事のため、残存していたプラットホームや構内の諸施設も解体されました。
1986(昭和61)年、汐留駅はその使命を終えて廃止され、跡地の再開発工事に先立つ埋蔵文化財の発掘調査が1991(平成3)年から行われた結果、旧新橋停車場駅舎とプラットホームなど構内の諸施設の礎石が発掘されました。1996(平成8)年12月10日、駅舎とプラットホームの一部の遺構が史跡『旧新橋停車場』として国の指定を受け、この史跡を保護しつつわが国鉄道発祥の往時を偲ぶために、駅舎を再建することになったものです。



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駅舎玄関遺構の説明書き

ここに残されているのは、正面玄関の階段の最下段として使われていた切石です。正面玄関の階段は9段あったことが、当時の写真から分かっています。

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旧新橋停車場駅舎玄関遺構

 「初めて鉄道に乗った人は、この階段を上がりながら、どんなことを考えていたんだろう

 「やはり、期待と不安が入り混じったような微妙な気持ちかなぁ〜

 ・・・

 130年以上も前のことを想像するのは面白いもの。。。いろんなことを妄想しながら、駅舎の裏側に回ってみることにします。



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 「んっ、線路?」

 かなり短く古びた線路ですが、非常に重要な物のようです・・・

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旧新橋横浜間鉄道創設起点跡 0哩標識
1870年4月25日(明治3年3月25日)、測量の起点となる第一杭がこの場所に打ち込まれました。1936(昭和11)年に日本の鉄道発祥の地として0哩標識と約3mの軌道を復元しました。1958(昭和33)年10月14日、旧国鉄によって『0哩標識』は鉄道記念物に指定され、1965(昭和40)年5月12日、『旧新橋横浜間鉄道創設起点跡』として国の指定史跡に認定されました。


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旧新橋横浜間鉄道創業当時の線路(復元)
創業当時、枕木やレールの台座(チェアー)は小石や砂の混じった土を被せられ、レールの頭だけが地表に出ていました。レール断面は上下対照のI型で、双頭レールといいます。この復元軌道の半分は小石を被せて当時に近い状態を再現し、残りは枕木や台座が見えるようにしました。双頭レールは錬鉄製で、1873年にイギリスのダーリントンで作られ、官設鉄道で使われたあと、新潟県柏崎市の製油所で使われたもので、新日本石油株式会社、新日本石油加工株式会社の両社からご寄贈いただきました。

 「わぁ〜

 「スゲぇ〜

 ・・・

 感嘆詞を連呼しながら、わずか3mの線路を行ったり来たり。熱心に観察を続けます。

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 「いいねぇ〜

 「コレまで見た線路の中では最高だねぇ〜

 ・・・

 自転車用ヘルメットを被った鉄道○タク(※本人は自覚していません)は、一通り観察に満足すると0哩標識の前に立ちます。国の指定史跡ですので、標識の立っている場所には侵入禁止。彼は何食わぬ顔をしながら、器用にカメラを持ち換えます。そして次の瞬間。自転車用グローブをはめた右手をいっぱいいっぱいに差し出し、何やらボソボソと言いながら何度も親指でシャッターを切ります。

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「汽笛一声新橋を」・・・パチリ
「はや我汽車は離れたり」・・・パチリ
「愛宕の山に入りのこる」・・・パチリ
「月を旅路の友として」・・・パチリ


 これまで見てきた大汐線の悲しい現状を忘れ、初代新橋駅(旧汐留駅)を思う存分楽しんでいる様子。そのあと、彼は鼻歌まじりで東海道を下り、帰宅したのでした。もちろん、汽車ではなく自転車で。

− 『東海道貨物支線サイクリング』 完結 −

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